マスカラの不満は「にじみ」と「落としにくさ」に集まる — レビュー19,883件の観点分析【2026年】

事業者向け | 市場・レビュー分析レポート

満足は塗りムラのなさに集まり、不満は乾きの速さに集まっています。

満足が集まる
82%
塗りムラのなさの好評率/N=3,690
不満が分かれる
49.2%
乾きの速さの好評率/N=476

9商品・レビュー 19,883件 を10観点で分解

塗りムラのなさ82%
ボリューム感68.7%
乾きの速さ49.2%

マスカラのレビュー言及19,883件を観点別に解析すると、好評率は塗りムラのなさ82.0%から乾きの速さ49.2%まで32.8pt開いていました。不満が件数で最も集まっているのは、塗った後に問われる2観点——にじみ耐性(不満25.0%・約765件)と落としやすさ(不満24.7%・約647件)で、この2つだけで不満の声全体の約4割を占めます。技術的には相反しやすい要求ですが、両方で言及50件以上ある9商品のうち5商品は両方でカテゴリ平均を上回っており、両立できている商品とできていない商品に分かれている状態です(全19,883件の観点言及, TrendViewer調べ)。なお本記事の数値はレビューでの評価の集計であり、化粧品の効果効能を示すものではありません。

対象 マスカラ(Amazon30・楽天29=計59商品)レビュー言及 19,883件観点 10観点出所 TrendViewer(HALDATA)

TrendViewerでレビュー分析した主な商品

この記事の元データです。
本記事は TrendViewer の公開レビュー分析をもとに自動生成しています。
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結論(要点)— TrendViewerのレビュー分析より

  • 不満の件数が最も多いのはにじみ耐性(不満25.0%・言及3,059件=約765件)、次いで落としやすさ(不満24.7%・言及2,619件=約647件)です。不満率だけなら乾きの速さ(38.9%)が最も高いものの、言及476件で不満は約185件にとどまります(全19,883件の観点言及, TrendViewer調べ)。
  • にじみ耐性と落としやすさは相反しやすい要求ですが、両方で言及50件以上ある9商品のうち5商品が両方でカテゴリ平均(67.9%・67.5%)を上回りました。最も高いのはクリニーク ラッシュ パワー マスカラ(にじみ耐性80.9%・落としやすさ86.8%)です。
  • その5商品はそろって商品名に「お湯で落とせる/お湯オフ」を掲げ、掲げていない4商品はそろって両観点とも平均を下回りました(9商品での相関で、因果ではありません)。
  • 言及量1位は塗りムラのなさ(3,690件・好評82.0%)。ただし言及50件以上の15商品の間では59.2%〜96.2%と37.0pt開いており、平均の高さほど商品差は小さくありません。
  • 観点言及の82.8%(16,457件)は楽天29商品に由来し、Amazon30商品は3,426件です。本記事ではモール別の比較章は設けていません。

1. 満足・不満が分かれるのはどの観点?

10観点を好評率順に並べると、9番目と10番目の間で急に落ち込みます。上の9観点はすべて67.3%以上、下の1観点はすべて49.2%以下。その境目だけ18.1ポイントも離れています。

好評率が高いグループ(9観点)低いグループ(1観点)
好評率
不満の声
塗りムラのなさ
82.0%
487
価格とコストパフォーマンス
80.7%
76
細部の塗りやすさ
79.4%
243
ロング効果
79.1%
205
分かれ目
ここで 6.4ポイント落ちる
カールキープ力
72.7%
392
ボリューム感
68.7%
292
にじみ耐性
67.9%
765
落としやすさ
67.5%
647
まつ毛への負担
67.3%
153
分かれ目
ここで 18.1ポイント落ちる
乾きの速さ
49.2%
185

大きな段差は2か所で、18.1/6.4ポイント。それ以外の隣り合う観点の差は、どこも4.0ポイント以内におさまっています。

とくに注目すべき2観点

乾きの速さ
49.2% 好評率 最下位
不満の声 185件 / 言及 476件
にじみ耐性
765件 不満の声 最多
不満率 25.0% / 言及 3,059件

率だけを見ると読み違えます。不満率が最も高いのは乾きの速さ(38.9%)ですが、言及は476件で、不満の声は185件。実際に最も多くの不満が集まっているのはにじみ耐性で、その4.1倍の765件です。

N=19,883件の観点言及、TrendViewer調べ。
※「不満の声」は各観点の言及数×不満率で算出した概数です。

観点好評率不満率言及数市場の状態
塗りムラのなさ82.0%13.2%3,690飽和(王道価値)
価格とコストパフォーマンス80.7%7.5%1,013飽和(王道価値)
細部の塗りやすさ79.4%13.3%1,825差別化余地あり
ロング効果79.1%9.0%2,273差別化余地あり
カールキープ力72.7%18.4%2,133差別化余地あり
ボリューム感68.7%15.0%1,948差別化余地あり
にじみ耐性67.9%25.0%3,059差別化余地あり
落としやすさ67.5%24.7%2,619差別化余地あり
まつ毛への負担67.3%18.1%847差別化余地あり
乾きの速さ49.2%38.9%476空白(不満集中)
この表を、御社の商品で作れます。
購入者レビューを観点別の好評率・不満率に分解し、強みと「後から効く弱点」を数字で出します。
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この2026-08→2026-09で棚は入れ替わりました(新規参入25商品・脱落24商品・残存34商品)
  • まつ毛への負担は新しく入った商品がまだ取れていない(残存が17.8pt高い)。差をつけやすい観点です。
  • 落としやすさは新しく入った商品がまだ取れていない(残存が16.6pt高い)。差をつけやすい観点です。
入替の中身(どんな商品が入り、何が残ったか)を見る →

2. 観点の注目度は1年でどう動いたか

レビューの投稿日から観点ごとの言及シェアを月次で並べ、2026-06〜2026-08(970件)と1年前の同じ時期(2025-06〜2025-08・1,188件)を比べました。同じ季節同士を比べるので、季節による増減は打ち消されます。10観点のうち、統計的に確かな差が出た1観点だけを載せています。

観点1年前直近変化向き
カールキープ力9.4%12.4%+2.9pt増えている
⚠ 読み方の注意:これは言及のシェア(全観点の合計が100%)の変化です。ある観点が落ちれば他は自動的に上がるため、注目の相対的な移動を表すもので、その観点の需要が絶対的に増えたことを意味しません。表に出ていない観点は「変化が確認できなかった」もので、変化がなかったとは限りません。また本章はカテゴリ全体の時系列で、章1(データセット単位のスナップショット)とは母数が異なります。

3. どの商品が、どの観点で強い? — 個別商品×観点の独自性

観点によって商品間の差は大きく開きます。

観点によって商品間の差は大きく開きます。落としやすさは54.3ポイント(87.6% 対 33.3%)——作り込みで動かせる観点です。

比較対象 17商品(観点言及の 80.0%)スカルプD マスカラクリニーク ラッシュ パワー マスカラメイベリン スカイハイラッシュドマスカラ(キレイミー)
最も高い商品その他の商品最も低い商品カテゴリ平均
好評率(商品ごとの散らばり)この図の読み方
横1本が1つの観点です。点は商品1つで、右にあるほどその観点の好評率が高い。濃い点=最も高い商品/薄い点=最も低い商品、縦線はカテゴリ平均です。点が広く散らばる観点は商品によって出来に差があり、固まっている観点はどの商品も同じ水準ということです。
差「差」とは
最も高い商品と最も低い商品の好評率の開き(ポイント差)です。差が大きい観点=作り込みで勝てる余地があり、差が小さい観点は差別化しにくい(横並び)と読めます。
塗りムラのなさ
37.0pt
価格とコストパフォーマンス
19.9pt
細部の塗りやすさ
42.7pt
ロング効果
22.1pt
カールキープ力
22.0pt
ボリューム感
31.5pt
にじみ耐性
39.3pt
落としやすさ
54.3pt
まつ毛への負担
17.6pt
乾きの速さ
33.4pt

注意 — カテゴリ平均と実力がずれている観点

観点カテゴリ平均比較商品の平均差総言及
カールキープ力72.7%75.7%-3.0pt2,133
にじみ耐性67.9%70.2%-2.3pt3,059
落としやすさ67.5%72.2%-4.7pt2,619
まつ毛への負担67.3%75.5%-8.2pt847

レビューが数件しかない小規模商品が「100%」を出してカテゴリ平均を動かしています。実際に比較できる商品で見た値が右の列です。

N=19,883件の観点言及・59商品、TrendViewer調べ。
※比較対象は、その観点で言及50件以上ある商品。※「差」は比較商品の最高と最低の開き。
※総言及100件未満の観点は「参考」と表示し、結論には用いていません。

掲載商品の詳細(クリックで開く)

スカルプD マスカラ
スカルプD マスカラ
スカルプD マスカラ

観点別の言及は計3,122件。まつ毛への負担がカテゴリ平均を上回る。

観点好評率不満率言及数対カテゴリ差
塗りムラのなさ85.0%11.1%592+3.0pt
ロング効果75.1%7.7%522-4.0pt
ボリューム感65.5%13.6%470-3.2pt
まつ毛への負担79.2%5.7%366+11.9pt 強み
にじみ耐性72.5%21.2%316+4.6pt
クリニーク ラッシュ パワー マスカラ
クリニーク ラッシュ パワー マスカラ
クリニーク ラッシュ パワー マスカラ

観点別の言及は計2,894件。塗りムラのなさ・にじみ耐性・落としやすさがカテゴリ平均を上回る。

観点好評率不満率言及数対カテゴリ差
塗りムラのなさ93.2%4.8%605+11.2pt 強み
にじみ耐性80.9%13.6%509+13.0pt 強み
落としやすさ86.8%8.4%501+19.3pt 強み
ロング効果88.9%5.3%323+9.8pt 強み
細部の塗りやすさ94.2%3.1%259+14.8pt 強み
📊
レビュー解析ツール TV Analytics購入者レビューを観点別に解析し、御社の商品の強みと弱点を定量化するBtoBツールです。

4. なぜ買うのか? — 購入理由(悩み・ジョブ)と、誰が・どこで・いつ

※購入動機フラグ付きレビューの本文(なぜ)とW抽出に基づく。

なぜ買うのか — 購入理由(悩み・ジョブ)★核心

買う理由関わる観点満たされたか事業者への示唆
夕方まで目の下が黒くならないでほしいにじみ耐性/落としやすさ満たされずこの2つは技術的に相反しやすい要求です。にじまない処方は落ちにくく、落としやすい処方はにじみやすい。カテゴリ全体では両方が不満25%前後(25.0%・24.7%)ですが、両方で言及50件以上ある9商品のうち5商品は両方で平均を上回っており、両立は不可能ではなく、できている商品とできていない商品に分かれています。平均を下回った4商品のうち3商品は、落としやすさの好評率が30%台(33.3%〜36.8%)でした。「にじまないのに落としやすい」は明確な便益として伝わります。
カールが一日もってほしいカールキープ力満たされずカールキープも塗った直後ではなく数時間後に評価が決まる観点です(好評72.7%・不満18.4%・言及2,133件)。にじみ耐性・落としやすさと合わせると、不満率2〜4位の3観点がすべて「時間が経ってからの状態」に関するものになります。店頭のテスターでも、購入直後のレビューでも捉えられない領域であり、購入前に判断する手段が存在しないことが不満を再生産しています。
まつ毛が傷まないものを使いたいまつ毛への負担満たされず負担への不満は18.1%と、にじみ耐性・落としやすさ(25%前後)よりは低いものの、好評率67.3%は10観点中9位です(言及847件)。落としやすさ(不満24.7%)とつながっている可能性があります。落ちにくいマスカラを無理に落とそうとすればまつ毛に負担がかかるためです。落としやすさの改善は、まつ毛への負担の評価にも波及する可能性があり、投資対効果を考えるうえで見逃せない関係です。
自分で上手に塗れるものが欲しい塗りムラのなさ/細部の塗りやすさ満たされた言及量1位の塗りムラのなさ(3,690件)は好評82.0%、細部の塗りやすさも79.4%と、カテゴリ平均では約8割が満たされています。ただし言及50件以上の商品の間では塗りムラのなさが59.2%〜96.2%(37.0pt)、細部の塗りやすさが51.5%〜94.2%(42.7pt)と開いており、平均が高いからといって差別化が決着しているわけではありません。平均を下回る商品にとっては、まず押さえるべき最低ラインです。
動機の核:マスカラは「塗る瞬間」の課題が平均では概ね満たされ、「塗った後の時間」の課題が残っているカテゴリです。塗りムラのなさは言及量1位(3,690件)で好評82.0%。対して不満率2〜4位の3観点——にじみ耐性25.0%・落としやすさ24.7%・カールキープ力18.4%——はすべて数時間後に評価が決まる項目です。不満率1位の乾きの速さ(38.9%)は言及476件で、全言及の2.4%にとどまります。にじみ耐性と落としやすさは相反しやすい要求ですが、9商品中5商品は両方で平均を上回っており、カテゴリ全体の不満25%前後は「両立できない」ではなく「商品による差が大きい」ことの表れと読めます(N=19,883件の観点言及, TrendViewer調べ)。

誰が・どこで・いつ(who / where / when)

軸文脈示唆
誰が(who)塗りムラのなさ(言及3,690件)が言及量1位、にじみ耐性(3,059件)・落としやすさ(2,619件)が2位・3位(59商品ベース)。購入者は「きれいに塗れるか」と同じくらい「にじまないか」「落としやすいか」を語っています。塗りムラのなさは平均82.0%で概ね満たされている一方、にじみ耐性・落としやすさは不満25%前後で、関心と失点が重なっているのはこの2観点です。
どこで(where)にじみ耐性の不満25.0%(言及3,059件)。にじみは涙・皮脂・湿度といった環境要因で起きます。使用環境によって結果が変わるため、同じ商品でも評価が割れます。どの条件を想定した処方なのか(皮脂に強い/水に強い等)を明示すれば、期待値のずれによる低評価を減らせます。
いつ(when)不満率2〜4位の3観点(にじみ耐性25.0%・落としやすさ24.7%・カールキープ力18.4%)はすべて塗ってから時間が経った後の状態に関するものです。店頭のテスターでも購入直後のレビューでも捉えられない領域です。評価が決まるタイミングと、レビューが書かれるタイミングがずれているため、実態が数字に反映されにくい構造があります。

※購入動機フラグ付きレビューの本文(なぜ)とW抽出に基づく。レビュー原文は掲載していません。

5. N1分析 — 「実在する1人(N1)」と拡販の優先順位

観点別 N1ペルソナ(制約→便益)

夕方までにじませたくない人
書かれていないこと
涙や皮脂でにじむが、店頭では確かめられない。一日つけて初めて分かる
欲しいもの
にじみ耐性が平均を超える商品なら、目の下が黒くなる失敗を減らせる
落とすときに強くこすりたくない人
書かれていないこと
落ちにくいと目元をこすることになり、まつ毛や皮膚に負担がかかる
欲しいもの
落としやすさが平均を超える商品なら、クレンジングの負担が下がる
自分で上手に塗る自信がない人
書かれていないこと
ダマになる、目のキワが塗りにくい。テクニックに頼りたくない
欲しいもの
塗りムラのなさはカテゴリ平均82.0%と高いが、商品間では59.2%〜96.2%と開くため、商品ごとの確認が要る
まつ毛の傷みが気になる人
書かれていないこと
毎日使うため蓄積が心配。ただし負担の程度は使ってみないと分からない
欲しいもの
まつ毛への負担が平均超の商品を選び、あわせて落としやすさも確認すると負担を抑えやすい

拡販に効くN1の優先順位

優先N1関心(言及)勝ち筋
1にじみと落としやすさの両方を求める人にじみ耐性 不満25.0%(約765件)・落としやすさ 不満24.7%(約647件)(不満の件数1位・2位)両立を正面から狙う。相反しやすい要求だが、両方で言及50件以上ある9商品中5商品は両方で平均超を達成しており、落としやすさは商品間で54.3pt開く。「にじまないのに落としやすい」は購入者に伝わりやすい便益で、達成できていない商品との差がそのまま評価の差になっている
2カールを一日保ちたい人カールキープ力 好評72.7%・不満18.4%持続条件を明示する。カールキープも時間経過で評価が決まる観点で、購入前に判断できない。何時間後の状態を想定しているかを示すだけで期待値を揃えられる
3使用環境で結果が変わる人にじみ耐性は涙・皮脂・湿度で結果が変わるどの条件に強い処方かを明示する(皮脂に強い/水に強い等)。同じ商品でも環境で評価が割れる以上、条件を書くことが低評価の予防になる
4まつ毛の傷みが気になる人まつ毛への負担 好評67.3%・不満18.1%落としやすさ経由で改善できる可能性。落ちにくさがこするという行動を誘発しているなら、落としやすさの改善が負担の評価にも波及する
5上手に塗れるか不安な人塗りムラのなさ 言及3,690件(1位)・不満13.2%/細部の塗りやすさ 1,825件・不満13.3%最低ラインとして押さえる。カテゴリ平均は約8割だが、商品間では37.0〜42.7pt開く。平均を下回る商品は改良対象、上回る商品は訴求に使う
事業者への結論:マスカラ市場は塗る瞬間の課題は平均では概ね満たされ、塗った後の時間の課題が残っているカテゴリです。塗りムラのなさは言及量1位(3,690件)で好評82.0%。一方、不満の件数が最も多いのはにじみ耐性(好評67.9%・不満25.0%)と落としやすさ(67.5%・24.7%)で、カールキープ力(72.7%・18.4%)と合わせ、いずれも塗ってから数時間後に評価が決まる観点です。にじみ耐性と落としやすさは技術的に相反しやすい要求ですが、両方で言及50件以上ある9商品のうち5商品は両方でカテゴリ平均を上回りました(最高はクリニーク ラッシュ パワー マスカラの80.9%・86.8%)。両立は不可能ではなく、できている商品とできていない商品に分かれているというのがデータの示す姿です。その5商品はそろって商品名に「お湯で落とせる/お湯オフ」を掲げていますが、9商品での相関であり、処方の効果を示すものではありません。また、いずれの観点も店頭のテスターでは確認できません。何時間後の状態を想定した処方なのか、どの条件(涙・皮脂・湿度)に強いのかを明示することは、開発を伴わずに期待値のずれを減らす手段になります(N=19,883件の観点言及・59商品, TrendViewer調べ)。

6. どこに機会があるか — 語られる量 × 満たされ方

観点を「どれだけ語られているか」と「満たされているか」で置くと、打ち手の優先度が位置で分かります。

観点を「どれだけ語られているか」と「満たされているか」で置くと、打ち手の優先度が位置で分かります。右下にあるにじみ耐性・落としやすさが、最も損をしている場所です。

評価が高い ↑
潜在便益
あまり語られないが、評価は高い
王道価値
よく語られ、評価も高い
空白
語られず、評価も低い
最優先
よく語られるのに、評価が低い
塗りムラのなさ 82.0%
価格とコストパフォーマンス 80.7%
細部の塗りやすさ 79.4%
ロング効果 79.1%
カールキープ力 72.7%
ボリューム感 68.7%
にじみ耐性 67.9%
落としやすさ 67.5%
まつ毛への負担 67.3%
乾きの速さ 49.2%
あまり語られない(476件)よく語られる(3,690件)→

にじみ耐性は3,059件と多く語られながら、好評率67.9%にとどまります。関心が集まっている場所で落としているため、ここを直したときの影響が最も大きくなります。

左下は語られる量が少ない観点です。買う前に語りようがない要素はここに落ちます。量が小さいことを「関心が低い」と読むと判断を誤ります。

境界線は各軸の中央値。数値は「1. 満足・不満が分かれるのはどの観点?」と同じ出典(TrendViewer)。

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7. レビュー観点の推移と商品ラインナップの変遷

観測2点(2026-08〜2026-09)。

観測2点(2026-08〜2026-09)。最新ラインナップ59商品(Amazon 30/楽天 29)、レビュー言及19,883件。

観点別 好評率の推移

塗りムラのなさ82.0%-1.9pt
にじみ耐性67.9%-2.8pt
落としやすさ67.5%-4.6pt
ロング効果79.1%-1.1pt
カールキープ力72.7%-2.9pt
ボリューム感68.7%-0.3pt
細部の塗りやすさ79.4%-1.6pt
価格とコストパフォーマンス80.7%-0.6pt

商品ラインナップの変遷

期間新規参入脱落残存
2026-08→2026-09+25−2434

全期間で一度でも上位入りした83商品のうち、全点残存は34商品。入替率は約59.0%。「脱落」は検索上位から外れたことを指し、廃番を意味しません。

入替の中身 — どんな商品が入り、何が残ったか

新規参入25商品・残存34商品・脱落24商品を観点別に比べました(2026-08→2026-09, TrendViewer調べ)。

① 棚はどう入れ替わったか

破線 = 両月に残った 34商品 58 2026-08 58商品 −24 脱落 −24 +25 新規参入 +25 59 2026-09 59商品

② どの観点で差がついたか(3群の好評率)

0% 25% 50% 75% 100% 新規参入 残存 脱落 塗りムラのなさ 言及構成比 18.6% 83.1% N=579 81.8% N=3,111 90.4% N=374 にじみ耐性 言及構成比 15.5% 64.3% N=479 68.6% N=2,580 63.2% N=155 落としやすさ 言及構成比 13.2% 53.5% N=413 70.1% N=2,206 64.6% N=113 ロング効果 言及構成比 12.0% 71.8% N=277 80.1% N=1,996 74.3% N=144 カールキープ力 言及構成比 10.2% 68.5% N=425 73.8% N=1,708 78.5% N=130 ボリューム感 言及構成比 9.9% 68.2% N=289 68.8% N=1,659 66.4% N=131 細部の塗りやすさ 言及構成比 8.3% 82.9% N=439 78.3% N=1,386 88.0% N=299 価格とコストパフォーマンス 言及構成比 5.3% 75.2% N=129 81.4% N=884 82.0% N=89 まつ毛への負担 言及構成比 4.6% 51.2% N=80 69.0% N=767 68.9% N=151

言及数が3群いずれかで50件未満の観点は参考値として除外しました(乾きの速さ)。好評率は各群の商品を言及数で加重平均した値です(出典: TrendViewer)。

③ 参入組と脱落組はどこに位置するか

50%55%60%65%70%80%85%90%95%まつ毛への負担の好評率 →塗りムラのなさの好評率 →新規参入残存脱落

縦軸は最も語られる観点「塗りムラのなさ」、横軸は3群の差が最も大きい観点「まつ毛への負担」。右下は「まつ毛への負担で評価される一方塗りムラのなさが弱い」領域です(出典: TrendViewer)。

④ 入替の主戦場はどちらのモールか

Amazon 楽天 新規参入 計25商品 15 10 残存 計34商品 15 19 脱落 計24商品 13 11

⑤ 3群の商品数とモール構成

 新規参入残存脱落
商品数253424
掲載モール(Amazon/楽天)15 / 1015 / 1913 / 11

価格・レビュー件数・星評価は掲載していません。TrendViewerがこれらを商品登録時の値のまま更新しないため、時点比較にも群間比較にも使えないと判断したためです(2026-08-10)。

⑥ 何が語られているか(言及構成比の違い)

観点新規参入残存差
細部の塗りやすさ13.8%8.3%+5.5pt
カールキープ力13.3%10.2%+3.1pt
乾きの速さ2.4%2.4%0.0pt
落としやすさ13.0%13.2%-0.2pt
塗りムラのなさ18.2%18.6%-0.4pt
にじみ耐性15.0%15.5%-0.5pt
ボリューム感9.1%9.9%-0.8pt
価格とコストパフォーマンス4.1%5.3%-1.2pt
まつ毛への負担2.5%4.6%-2.1pt
ロング効果8.7%12.0%-3.3pt

新しく入った商品では細部の塗りやすさがより多く語られ、ロング効果は相対的に語られていません。構成比はグループの大きさに依らないので、好評率より「関心の重心の違い」を素直に示します(出典: TrendViewer)。

⑦ 入ってきた商品の傾向

  • まつ毛への負担は新規参入組が残存組を17.8pt下回ります(参入51.2%(N=80) 対 残存69.0%(N=767))。
  • 落としやすさは新規参入組が残存組を16.6pt下回ります(参入53.5%(N=413) 対 残存70.1%(N=2,206))。
  • ロング効果は新規参入組が残存組を8.3pt下回ります(参入71.8%(N=277) 対 残存80.1%(N=1,996))。
  • 新規参入25商品のうちAmazonが15商品(60%)で、残存の Amazon比率44%より高いです。入替はAmazon側で強く起きています。

新規参入組と残存組はどちらも最新データ点の解析結果なので、この2群の比較は解析範囲の広さに左右されません。好評率は各群の商品を言及数で加重平均した値、対象は両群とも言及が50件以上ある観点です(出典: TrendViewer)。

⑧ 打ち手

  • まつ毛への負担:新しく入ってきた商品がまだ取れていない観点です。残存商品の防衛線であり、参入を検討する側から見れば差をつけやすい場所です。
  • 落としやすさ:新しく入ってきた商品がまだ取れていない観点です。残存商品の防衛線であり、参入を検討する側から見れば差をつけやすい場所です。
  • ロング効果:新しく入ってきた商品がまだ取れていない観点です。残存商品の防衛線であり、参入を検討する側から見れば差をつけやすい場所です。
  • 入替が起きているのは主にAmazon側です。Amazonでの検索順位とレビュー獲得を優先的に見るのが有効です。

群間の差は相関であり因果ではありません。「この観点を直せば棚に残る」という因果を示すデータではなく、いま棚に入っている商品群と出ていった商品群の評価の違いを示すものです。

ここから読めること

  • 新規参入組と脱落組の差が最も大きい観点は「まつ毛への負担」で、好評率は新規51.2%(n=80)に対し脱落68.9%(n=151)、差は17.7pt(脱落が高い)です(出所: TrendViewer)。
  • 両月とも棚に残った残存組が新規参入組を最も上回る観点は「落としやすさ」(残存70.1% / n=2,206 対 新規53.5% / n=413、+16.6pt)。この観点の評価を確保できているかが、検索上位に留まる商品群の共通点です(相関であり因果ではありません/出所: TrendViewer)。
  • モール構成では、新規参入25商品が Amazon 15 / 楽天 10、脱落24商品が Amazon 13 / 楽天 11 でした。残存34商品は Amazon 15 / 楽天 19 です(2026-08→2026-09, 出所: TrendViewer)。
⚠ 解釈の注意:3群の差は相関であり因果ではありません。「脱落」は検索上位から外れたことを指し、廃番・販売終了を意味しません。各群の好評率はその商品群のレビューを集計した値で、同一商品の評価が時間で変化したことを示すものではありません。

8. データの定義

用語定義
好評率(positive_rate)その観点に言及したレビュー文のうち、肯定的な評価だったものの割合。AIが観点別にレビュー文を分類し、文単位で判定しています。商品の総合星評価とは別物です。
不満率(negative_rate)同じ観点の言及のうち否定的だった割合。好評率+不満率+中立率=100%になります。
言及数(N)その観点に触れたレビュー文の数。商品数でもレビュー件数でもなく、文単位の集計です。
リフト(lift)その商品の観点別好評率から、カテゴリ全体の好評率を引いた差(ポイント)。プラスなら平均超です。本記事では言及N≥50の観点のみ掲載しています。
商品間の幅その観点で言及N≥50が確保できた商品のうち、最高値と最低値の差(ポイント)。差別化の余地がどれだけ残っているかの目安として用いています。
動機フラグレビュー文のうち、購入理由・使用場面に言及していると判定されたもの。「なぜ買ったか」を読み取る際の絞り込みに使っています。
データの鮮度TrendViewerは各商品を約30日周期でクロールしているため、データの実効的な鮮度は最大で約29日前になります。
チャネルについて本データセットの観点言及19,883件のうち、楽天29商品が16,457件(82.8%)、Amazon30商品が3,426件(17.2%)です。本記事ではモール別の比較章は掲載していません。
表示上の注意本記事の数値はレビューでの評価を集計したものであり、化粧品の効果効能を示すものではありません。
上位N商品ベース個別商品の章は、観点言及の多い商品から抽出しています。商品別の観点は言及N≥50を基準に掲載しています。

9. よくある質問

TrendViewer(HALDATA)/楽天市場・Amazon.co.jpのマスカラ商品レビュー 計59商品・観点言及…
Q. マスカラのレビューで最も不満が多い観点は何ですか?
A. 件数で見るとにじみ耐性です。好評67.9%・不満25.0%・言及3,059件で、不満の声は約765件と10観点で最も多く、次いで落としやすさ(好評67.5%・不満24.7%・約647件)が続きます(全19,883件の観点言及, TrendViewer調べ)。不満率だけで見ると乾きの速さ(38.9%)が最も高いものの、言及は476件と小さい観点です。にじみ耐性と落としやすさは技術的に相反しやすい要求ですが、両方で言及50件以上ある9商品のうち5商品は両方でカテゴリ平均を上回っており、商品による差が大きい観点です。
Q. きれいに塗れるかどうかは商品で変わりますか?
A. 変わります。塗りムラのなさはカテゴリ全体で好評82.0%・不満13.2%(言及3,690件で1位)、細部の塗りやすさは79.4%・不満13.3%(言及1,825件)と平均では高い水準ですが、言及50件以上の商品の間では塗りムラのなさが59.2%〜96.2%、細部の塗りやすさが51.5%〜94.2%と大きく開いています(TrendViewer調べ)。平均が高いことだけで、差別化が決着したとは言えません。
Q. カールキープの評価が低いのはなぜですか?
A. カールキープ力は好評72.7%・不満18.4%で不満率4位でした(言及2,133件・TrendViewer調べ)。特徴的なのは、不満率2〜4位の3観点(にじみ耐性・落としやすさ・カールキープ力)がすべて塗ってから時間が経った後の状態に関するものだという点です。店頭のテスターでも購入直後のレビューでも捉えられない領域であり、購入前に判断する手段が存在しないことが不満を再生産していると考えられます。
Q. この分析はどのデータに基づいていますか?
A. 楽天市場・Amazon.co.jpに投稿されたマスカラ商品のレビューを、TrendViewer(HALDATA)が10観点に分類し、観点ごとの好評率・不満率・言及数を集計したものです。対象は59商品(Amazon30・楽天29)、観点言及19,883件、2026年9月取得のデータセット(wldh-ea717e03)です。観点言及の82.8%(16,457件)は楽天側の商品に由来し、本記事ではモール別の比較は行っていません。レビュー本文は掲載せず、集計値と要約のみを扱っています。数値はレビューでの評価であり、化粧品の効果効能を示すものではありません。

TrendViewer(HALDATA)/楽天市場・Amazon.co.jpのマスカラ商品レビュー 計59商品・観点言及19,883件・2026年9月取得

※本記事内の商品リンクにはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト等)を含みます。掲載データの集計・分析はリンクの有無と独立に行っています。

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